窓にカギを4つもつけちゃうお兄さんの話

mado_kagi備えあれば憂いなしだなんて昔からよく言われていることではありますが、それも過ぎたるは及ばざるが如しとこれもまた昔から言われているように、備え過ぎというのもそれはそれで良くないものであると言えます。そんな備え過ぎな例として、私の友人のお兄さんが挙げられるかもしれません。なぜかというと、そのお兄さんは自室の窓にカギを4つもつけちゃっているという話を聞いたからです。普通であればそんなにカギなんて取り付けませんよね。

そのお兄さんのが言うには、世の中で起きている空き巣による窃盗犯罪のほとんどが窓ガラスを割ってそカギを無理やり開けて侵入してくることから、窓にカギを4つつけておけばさすがの窃盗犯も窓を開けられずに諦めて帰っていくのではないかという予想を立てているからだそうです。実際に窃盗犯は窓に小さな穴を開けて、そこからフック型のカギを無理やり開けて侵入するという手法が多く取られていますから、このお兄さんの言うことは一理あるとは思います。

ただ、窓に4つもカギを取り付けてしまうと窓を開ける際に簡単に開けることができませんし、逆に戸締りをする際にも簡単に施錠をすることができません。ですから窓を開けること自体が億劫になってしまうんですね。事実、このお兄さんも窓のカギを開けるのが面倒なので、完全に締め切って夏場の蒸し暑い中でも耐えているのだそうです。エアコンがあってもたまには窓を開けて換気をするべきなのですが、これだけカギがついているのだからやはり面倒なのでしない。そうなると、居室にカビが繁殖したりするので結果的に悪い方向へと物事が運んでしまいます。そうなると最初に言ったように「過ぎたるは及ばざるが如し」になってしまうんですね。

防犯に対する意識については、このお兄さんに見習わなければならないという点はかなり多いですが、やりすぎな部分まで見習わないようにしなければならないなと思いました。