テレビのリフォームの番組を見ていると、昔建築された住宅をリフォームする際には、最新の保温材を壁の間に敷いたり床には床暖房システムが導入されたりと最新技術が取り込まれたりすることがよくあります。
一方、窓ガラスにおいても近年では随分と進歩しているようですね。その最たる例は、窓ガラスを二重に取り付けた複合窓ガラスでしょうね。ガラスとガラスの間に空気の層を作ることにより、外の熱が室内に入りにくくなるようですね。とくに、日本板硝子の窓ガラスに至っては、他のメーカーが未だ採用していないようなガラスとガラスの間の空気の層を真空にしたり、わずかコンマ2ミリという隙間にしたりと、群を抜いた技術が取り込まれているようですね。
もちろん、窓ガラスをあえて二重にしなくても、特殊なコーティングが施された窓ガラスに変えるだけでも随分と省エネ効果がもたらされるようです。とくに、太陽光には殺菌効果があると言われていますが、その反面において人間にとってはかなり有害であるということも確かです。従って、そうした有害な紫外線をカットしつつ、可視光線を十分に通すような画期的なガラスコーティング技術がすでに多くの窓ガラスには導入されているようなのです。
ちなみに、あるガラスメーカーのホームページを拝見していると、ユーチューブにリンクした動画が掲載されています。その動画には、ガラスコーティングされたそのメーカーのガラスと一般のノーマルガラスに対して、同じ熱を加えた場合どのくらいの温度変化があるのかといった実験がなされています。どちらのガラスも16度から出発しているのですが、最終的にはノーマルガラスが39度まで温度が上昇したのに対して、コーティングガラスの場合には、30度までの上昇で収まっています。その実験動画を拝見していると、ほぼ10度程度の温度差が発生することがわかります。やはり、窓ガラスだけでも随分と違うようですね。